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抱擁
タンゴの弟子
タンゴを学びにサン・テルモへやって来た彼は、パンドラの箱を開けた。そこにいたのは、肩書きではなく、彼自身に応えてくれる人たちだった。
ウォルター・リベラ・サントスはタンゴを学ぶためにブエノスアイレスへやって来て、抱擁(アブラソ)がステップよりもはるかに多くを教えてくれることを知る。マリポシータ・デ・サン・テルモで、師たちとミロンガと新しい友人たちのあいだで、彼は体で聴くこと、音楽を待つこと、そしてもう一人の人をなかへ迎え入れることを学んでいく。
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タンゴは、いまここにいることを求める。自由と同じく、抱擁は完全であるか、さもなくば存在しない。ひとりで抱擁する者はいない。同じ拍で脈打つ、二つの神経系が要るのだ。
― ウォルター・リベラ・サントス
本について
本書は、著者がアルゼンチン・タンゴを学んだ日々を綴った回想録である。カロリーナ・ボナベントゥーラが営むダンススクール兼ホテル、マリポシータ・デ・サン・テルモでの集中三か月、プライベートレッスン四十回。マリア・「メアリー」・イサベル・レスカーノとレオナルド・「レオ」・コルドバの指導のもとで。
マテを挟んで、メアリーの問いが、それ以前のすべてを明るみに出していく。サンフアンのフロアでの一年、友人たち、著者が築くのを手伝ったタンゴのシーン、そして、ついに彼を選ばなかった恋を。
本のあとで
すべては買える。誰かが本当にそばにいてくれること以外は。ウォルターが『抱擁』で体験した方法は、いま、ただ一人のために組み立てられるプライベートなタンゴ・トレーニングになっている。始まりは、TangoPulsusチーム全員との最初のプライベート・セッション。
